〜ルパフィン〜またアレルギー薬?
本日付けで新しい抗アレルギー薬が発売されましたね。
その名もルパフィン
1錠あたり69.40円
まずは作用機序から!
抗ヒスタミン作用と抗血小板活性化因子(PAF)作用を併せ持つデュアル作用
なんと抗ヒスタミン作用以外に抗PAF作用もあるんですねー
PAFは血管拡張や血管透過性の亢進、知覚神経刺激、白血球活性化などを誘導し、くしゃみや鼻水、鼻閉を引き起こす作用があります。
次は効能適応
アレルギー性鼻炎
蕁麻疹
皮膚疾患(湿疹、皮膚炎、皮膚掻痒)に伴う掻痒
これは従来の抗ヒスタミン剤とほぼ一緒ですね
用法用量
通常、12歳以上の小児及び成人にはルパタジンとして1回10mgを1日1回経口投与する。
なお、症状に応じて、ルパタジンとして1回20mgに増量できる。
経口投与という記載なので、食事に関係なく服用できるとは思いますが、添付文書を見てると食事後のほうが20%ほどAUC上がっています。
1日1回なのでコンプライアンス的には良さそう
ビラノアとデザレックスに引き続き、新薬の発売ですが、ルパフィンはどうなるでしょうねぇ
最初ルパフィンの作用機序を聞いた時、2つの効果があるのか!と衝撃を受け、これは期待できるかなと思ってました。
はい、思ってました。
文献や他の薬剤師ブロガーさんの記事を読んでるとなんか、、イマイチな感じですね(笑)
眠気もそれなりに出るみたい(添付文書には自動車運転注意の記載あり)ですし、効果も他の第2世代の抗ヒスタミン剤とあまり変わらないみたい、、、
ま、まぁ、薬剤の選択肢も増えますし、患者それぞれで効く効かないありますから、世間に出てから様子見ですねー